今年ラスト、年内すべりこみセーフの
WORK(作品)のご紹介です。
2017年4月20日グランドオープンのGINZA SIX 13階
てんぷら山の上GINZAのご紹介です。
なんと環境デザインしたのは、あのフランス人デザイナー
CURIOSITYの担当O氏。
O氏とは、下積み時代を共に切磋琢磨した仲間で、
現在も交流のある仲間の一人です。
O氏が担当したプロジェクトに、デザインできるとは、
すごくうれしいことでした。
案件自体が莫大の計画で、およそ1年かかりのプロジェクトでした。
みなさんの努力、協力もあり、すばらしい店舗に仕上がりました。
お施主様与えられたコンセプトは、創業63年の山の上ホテルのてんぷら
その伝統をまもり、奇抜をさけ、
奇をてらわない空間とのことでした。
エントランスから、ほど近くに配置された茶屋(イメージ)を通り
ホールへたどり付くレイアウトは、
外路地を通り、中門(迎え付け)を通り、にじり口から茶室(ホール)に入る、
席入りまでのシーンを、演出を考えデザインしました。
10Mの檜のカウンターの存在感、最高級のてんぷらを
カウンター腰に頂く贅沢は、是非カウンターで頂きたいです。
また、旬の食材を保管する、氷の冷蔵庫は、
初代駿河台の山の上の伝承です。
氷の冷蔵庫は、湿度が奪われず、最高の保管との事です。
奥には、6名個室があり、客席すべての椅子テーブルは、
桜製作所によるものです。
個室のテーブル椅子は、桜製作所のブックマッチ
ジョージナカシマのコノイドチェアーです。
茶屋を面して、隣には個室VIPカウンター6席があり
貸切、また裏口があるのでお忍びも可能です。
こちらも、檜カウンターで高級感を演出します。
60坪60席、かなりゆとりのあるレイアウトになっています。
味は言うまでもなく、最高です。
桜製作所の家具、檜のカウンターでてんぷらを是非ご賞味ください。
・・・process・・・
これが10M檜、すごい迫力、加工前です。
名古屋まで、みなさんと視察。
加工後、10Mをトメに加工します。
中杢、赤身の上質なものです、この長さ、質はそうないと思います。
こちらは個室VIPカウンターの檜です。
板目が美しいです。
こちらは茶屋の、カウンター(栗の木)
ちょうど皮があった、波目をうまく利用します。
続いては、桜製作所様です。
こちらは桜製作所工場視察です。
個室用のブックマッチテーブル、板の選定の確認です。
こちらは、タイム&スタイルのミュージアム什器
銀杏面、トメ加工、R面などディテールがすばらしいです。
2017年ラストの投稿になりますが、すべりこみ今までの
WORKはすべてご紹介できました。
まだまだ、お伝えしたい記事がありますので
来年に持ち越しさせていただきます。
また、来年には旅館が竣工予定です。
引き続き2018年もよろしくお願いします
金子 倫明